私たちは、長年の専業建築設計事務所での経験を踏まえ、新たに北陸の地にCM(コンストラクションマネジメント)専業会社を立ち上げました。
背景として、建設事業をとりまく環境の著しい変化があります。我が国における建設投資は1992年の84兆円をピークに減少し2010年度には42兆円に半減しました。
この間、公官庁においては営繕部局の縮小、民間においては管財部門の縮小・廃止がなされ、発注窓口における建設技術者の減少が続いています。その後、東日本大震災の復興需要や民間設備投資の回復により増加傾向となり、2024年度には74兆円までに回復してきています。一方で、建設業就業者数は1997年685万人をピークに減少を続け、2022年には479万人となりました。高齢化の進行を考慮すればピーク時の9割の建設投資を半分の基盤が支えている状況と考えられます。建設費の高騰と同時に、建設の担い手や資材の調達に支障をきたす状況です。この状況を踏まえ事業を構想されるお客さまを多面的に支援する仕組みが必要と考えました。
日本PMコンサルタンツは、お客様の立場に立ち、事業方針を深く理解し、同じ目線でプロジェクトを考えます。その上で、お客様の企業文化・組織文化を理解し、将来起こりうるリスクをあらかじめ可視化し、タイムリーに意思決定が行えるよう支援します。建設事業では、専門性が高く幅広い業種が複合的に関係することは避けられません。お客様と関係者との会話をお互いにとってわかりやすい言葉に変換し、事業の初動から完成に至るまでの体制づくり、事業手法の立案、予算・スケジュールの設定と管理、発注方式の提案など、事業全体にわたり、幅広い支援を提供いたします。私たちは、調査・計画・設計・積算・調達・施工計画の専門家集団です。必ずお客様のご期待にお応えできるものと考えます。