中小規模の案件だからこそ、CMの価値が活きる。
小矢部市は、当社代表 公共施設や商業ビルなどの大型案件だけでなく、中小規模の建物においてもCMはお役にたつことができます。全体の予算やスケジュールに合わせて、必要なところにお金をバランスよくかけるにはどうしたらいいかを発注者の側で一緒に考えます。また地域の事業者の事情を把握していることもJ-pmcの強みです。今回の対象物件は、当社の経理をお願いしている税理士事務所の新設でした。ご実家の残る敷地内にオフィスを新築したいという相談を受けました。14ヶ月後には建物を完成させ、引越しを済ませたいというタイトなスケジュールでした。発注者としては、設計会社や工務店に任せきりにするのではなく、CMに依頼することで全体像を把握し、ベストなプログラムを選択をしたいとお考えになったようです。


最初に設計の前段階の検証を進めました。土地利用のあり方やコンクリート造・鉄骨造・木造など工法についてさまざまな可能性を考え、図面を描き、なにがベストであるかを発注者と一緒に検討しました。また周辺の地質調査データから、鉄骨造やコンクリート造を建てるには地下20m超の杭を打つ必要があることもわかりました。工期と予算を熟慮した上で、木造2階建てを新築し、既存の住宅は解体せず、床を補強して書庫として活用することに決まりました。このように選択肢を提示し、検討いただく材料を揃えることもCMの仕事の1つです。今回のプロジェクトでは、スケジュールもタイトであったため、J-pmcが設計を行いました。